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乗り物絵本の第一人者 山本忠敬の仕事

1916~2003 東京に生まれた。東京美術学校図案科卒業。横浜シネマで漫画映画の製作にたずさわったのち、乗り物絵本の第一人者として活躍。 絵本の仕事に、『とらっくとらっくとらっく』『のろまなローラー』『とべ!ちいさいプロペラき』『はたらくじどうしゃ1~4』 『ずかん・じどうしゃ』『しゅっぱつしんこう!』『かじだ、しゅつどう』『ひこうじょうのじどうしゃ』『ぶーぶーじどうしゃ』 『飛行機の歴史』『機関車・電車の歴史』(以上福音館書店)など多数。 (福音館書店)

"生誕100年記念"山本忠敬さん
山本忠敬さんの「ゆるぎない誠実さと並々ならぬ集中力で臨む」絵本づくり。今も子ども達を魅了する絵心を、 京都のアトリエから原画、資料、スケッチなど多数展示して、お届けします。



がたんごとんがたんごとんざぶんざぶん

安西水丸  『がたん ごたん がたん ごとん ざぶん ざぶん』

1942年、東京生まれ。電通、ニューヨークのデザインスタジオADAC、平凡社のアートディレクターをつとめたあと、フリーに。 朝日広告賞、毎日広告賞等、多数受賞。また、文筆家としても、エッセイや小説、翻訳等を手がける。村上春樹とは「ゴールデンコンビ」と称され、 春樹ワールドを彩った。絵本の作品に『がたんごとん がたんごとん』『ピッキーとポッキー』『ピッキーとポッキーのかいすよく』(以上、福音館書店) 『おばけのアイスクリームやさん』(教育画劇)『りんごりんごりんごりんごりんごりんご』(主婦の友社)など多数がある。 (福音館書店)

がたんごとんと、汽車は海辺を走り、さぶんざぶんと、波は浜辺に打ち寄せる。「のせてくださーい」と汽車に乗り込むのは…
ブックスタートでおなじみの『がたん ごとん がたん ごとん』より20年以上をへて発表された続編。 切り絵のような技法を用いることで、赤ちゃんにより親しみやすく、登場人物の顔は一見何気なく書かれたように見えますが、 実際はピンセットを使ったとても繊細な作業で描かれ、ミリ単位の注意が払われています。そうして作られたシンプルな色と形、 単純な言葉の繰り返しは、親子で楽しむのに最適です。



あかくん でんしゃとはしる

あんどうとしひこ  『あかくん でんしゃとはしる』

1956年、静岡県沼津市に生まれる。桑沢デザイン研究所グラフィックデザイン科を卒業後、広告会社のイラストレーション部を経て、1985年にフリーランスとなる。 以後、現在まで、広告、雑誌を中心に作品を発表。自動車画家としても活躍中。海外を訪れては、街、人、ファッション、食、風景などを描いている。 絵本に『はらぺこじどうしゃ いらっしゃい』『あかくん でんしゃと はしる』(以上、「ちいさなかがくのとも」/福音館書店)がある。 愛車はベージュ色のミニ。神奈川県在住。 (福音館書店)

まって、まって、いっしょに走ろう!と電車を追いかけ、車のあかくんは線路沿いの道を進んでいきます。
『あかくん まちをはしる』に続く作品。緑の電車は古都・鎌倉を走る江の島電鉄がモデル。同市在住の作者にとって、馴染み深い存在です。 絵本の"でんしゃくん"とあかくんが一緒に走ることで車と電車、それぞれの特性もみえてくる!魅力的な名車の数々と、登場人物のサイドストーリーもお楽しみ下さい。



はしれ、きかんしゃ ちからあし

小風さち/文 藍澤ミミ子/絵 『はしれ、きかんしゃ ちからあし』

小風さち 1955年、東京都に生まれる。1977年から87年までイギリスのロンドン郊外に暮らした。そのときの体験をもとにした著書に『倫敦厩舎日記』(文藝春秋)がある。 絵本の著書に『わにわにのおでかけ』などの「わにわにシリーズ」、『とべ! ちいさいプロペラき』、『はちみついろのうま』(以上、福音館書店)、 絵本の訳書に『みっつのねがいごと』(岩波書店)、『ハンナのあたらしいふく』(福音館書店)など。児童文学の著書『ゆびぬき小路の秘密』(福音館書店)で、 1994年、野間児童文芸新人賞受賞。東京都在住。 (福音館書店)

藍澤ミミ子 1933年新潟県新潟市で生まれる。子育ての手が少し楽になった30代半ばで、木版画を始め、住まいの近くにある大きな操車場をテーマに、作品を作り続けている。 1974年、県展に初入選、県展賞受賞。以後入選と受賞を重ね、1998年、無鑑査となる。審査員として訪れていた、画家、谷川晃一氏に絶賛され、谷川氏の紹介により、 2001年、東京、京橋の画廊で初めての個展開催。月刊雑誌「母の友」(2004年2月号)で作品を紹介。本書が初めての絵本制作となる。新潟市在住。

蒸気機関車「ちからあし」は、重い貨車を引いて走るのが大好きです。時代は戦争に向かい、仲間の「はやあし」を失い、そして…。 わかりやすく格調高い物語と版画家による味わい深い絵本が誕生しました。



DX版 新幹線のたび

コマヤスカン  『DX版 新幹線のたび』

1967年、三重県松阪市生まれ。愛知大学文学部卒業。大学では美術部に所属。このころ出会ったガブリエル・バンサンの絵本『アンジュール』(ブックローン出版) に衝撃を受ける。2001年、「子どもの本の専門店 メリーゴーランド」絵本塾に入塾。2008年、『あっぱれ!てるてる王子』(応募時タイトルは『てるてる王子 南へ』)で、 講談社絵本新人賞を受賞し、デビュー。2012年、『新幹線のたび~はやぶさ・のぞみ・さくらで日本縦断~』で、講談社出版文化賞絵本賞を受賞。 (講談社)

朝8時、はるかちゃんとお父さんは、雪の青森を出発し、新幹線<はやぶさ><のぞみ><さくら>を乗り継いで、夕暮れ、祖父母の待つ鹿児島に到着。 パノラマの達人が描く、見たこともない角度からの日本地図は圧巻です。
2014年10月、新幹線開業50周年を記念した『新幹線のたび』豪華パノラマ日本地図付きDX版。パノラマの達人・コマヤスカンならではの、 見たこともない角度から列島を描いた圧巻の日本地図です。